『ルビィのぼうけん、とコミュニケーション』

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遅ればせながら、社員に薦められて『ルビィのぼうけん』を読みました。
プログラミング思考が身につく本、として話題になった絵本ですが、私がこれを読んで真っ先に「あっ!」と思ったのは、人間同士のコミュニケーションのこと。

人間同士、特に親しい間柄であれば「察する」ということができます。
プログラミングはそうはいかないのは当たり前だけど、人間同士なら必ず伝わるというわけではないのです。
例えば、ここ数年話題になる、夫婦の家事分担のお話。
「夫にゴミ捨てを頼んだら、(まとめた)ゴミはどこにおいてあるのかと聞かれて心底がっかりした」という話はよく聞きます。
妻としては「家の中にある各ゴミ箱のゴミを1つの袋にまとめて、分別してゴミ収集場に持っていって、ゴミ箱に新しいゴミ袋をセットする」という一連の作業をまとめて「ゴミ捨て」と呼んでいるわけですが、夫が認識している「ゴミ捨て」は、既にまとめて玄関などに置かれているゴミをゴミ収集場に移動する作業だけだということです。
実際、妻としてはそんな細かく言うのは少し気が引けるし、夫側もそんな風に言われたら少しイラッとするのではないかなとも思うんですよね。
その辺が、夫婦間の家事分担がうまくいきにくい原因なのかなと、そんなことを思いながら『ルビィのぼうけん』を読みました。