『運動のしすぎで風邪をひいた話』

社長のつぶやき
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以前「運動の習慣化を全力で勧めるうっとうしい記事」を書いた。
運動は絶対にしたほうがいい、という思いはあの時から全く変わっていない。

しかし!運動すればするほどいいというわけではなく、運動し過ぎると風邪をひくんだという話を今日は書きたい。

件の記事を書いたのは11月下旬頃で、読み返すと「週4日ジムに通っている」と書いてある。
それでやめておけばよかったものを・・・人間はなんと欲深い生き物なのか(人間、というか、私が、かもしれないけど)。

12月に入って、自分の中で、筋力と心肺機能がなんか覚醒した感があったんですよ。
それまではきつく感じていた運動強度でもこなせるようになって、「人生で一番体力も筋力もある」というような感覚。
加えて、今だからいうけれど、なんだかんだとストレスも重なって、気がついたら、週4日180分だった運動は、日数・時間ともに増えて、週6日300分を超えるほどに。
運動すればするほど体が変わっていく感じがして、「どんどんいける、まだまだいける」って思ってました。

時は少し流れて、クリスマスイブ。
朝にジム90分、そのあと仕事をし、年末だからと会社のみんなでランチをした。でもなんか、体が痛い、そして、ゾクゾクする。

フラフラしながらケーキを買って(クリスマスだったからね)、年に1〜2回乗るかどうかというタクシーに乗って帰宅し、熱を測ると38.4度だった。

そして、熱は夜更け過ぎに40度に変わった。
2回もインフルエンザの検査をしたけれど陰性で、溶連菌も陰性で。タチの悪い風邪、ということだった。

それから約1ヶ月後の先週末。
私はまた熱を出した。今度は38度ほど。
周りからは「運動してるのにどうして風邪をひくの?」と聞かれるけれど、それは私が聞きたいわけで。

調べた結果、一言でいうと、オーバートレーニングってやつかな。
かっこよく言ってみたけど、要は、運動のしすぎである。

高強度の運動をすると体が高疲労・高ストレス状態となり、免疫力が一時的に下がる=風邪などをひきやすくなるそうで。
「”適度な”運動」の「適度な」という形容詞、結構重要ポイントだった模様。

ところで適度な運動ってなんだ?と、厚生労働省のサイトを調べてみたら、18~64歳の運動の基準としては、「息が弾み汗 をかく程度の運動を毎週 60 分行う」とあった。
私は、ゼーゼーハーハーいってウェアが汗でびちょびちょになるほどの運動を週に300分以上やっているわけだから、やりすぎであることは明らかだった。

そうはいっても、私よりももっと運動していても風邪ひかない人もいるわけで、なんだか納得いかないけれど、それは個人差があるのだろう。

健康になるために運動しているのにこんなに頻繁に風邪をひいていては本末転倒なので、運動量は少し減らそうと思っているのだけれど、先日、偶然にもスポーツ栄養学に詳しい方と知り合ったので少し相談してみたところ、「運動後にビタミンCをとると良いよ」とアドバイスをいただいた。
プロテイン(たんぱく質)とBCAA(アミノ酸)は意識してとっていたけれど、ビタミンCは全然考えてなかった。
もっというと、運動後の食事や運動で疲れた体のメンテナンスに対する意識は低かったと思う。

・何事も、過ぎたるは及ばざるが如し。
・何かを大きく変えるなら、それに付随するいろいろ(運動でいうと、食事や運動後の体のケアなど)もセットで考えなければいけない。
この二つを、この2回の風邪で学んだのでした。