Mieleの冷蔵庫は素晴らしい!

健康・美容
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冷蔵庫なんてデザインと大きさくらいしか違いがないと思っていた私。しかし、ドイツ・Miele(ミーレ)社の冷蔵庫に出会って、その考えは完全に覆された。

我が家の冷蔵庫は、Mieleの冷凍冷蔵庫「KF8762 Sed」。同じ大きさの日本の冷蔵庫に比べてお値段は2~3倍。それでも購入に踏み切った2つの理由と、実際の使用感についてまとめてみたいと思う。

1)食材が美味しく長く保存できる!
私たち夫婦(特に夫)が最も目を輝かせた特徴がこれだった。冷蔵も冷凍も、食材の品質(味・鮮度)を損なうことなく長期保存が可能とのことだった。なぜ?と疑問を投げかける私たちに販売員が説明してくれたのは、鮮度保持の秘密は冷却方法にあるということ。

冷蔵庫の冷却方法は大きく分けて2種類ある。
ひとつは、冷蔵室・冷凍室それぞれにある冷却器の冷気を自然に対流させて冷やす「直冷式(冷気自然対流方式)」、もうひとつは、主に霜取の自動化を目的として開発された、1つの冷却器の冷気をファンを使って冷凍室・冷蔵室に吹き出す「間冷式(冷気強制循環方式)」。
ヨーロッパでは直冷式が主流で、日本・アメリカでは間冷式が主流とのこと。

この食材の鮮度の違いについては、購入してすぐに実感した。
以前の冷蔵庫(間冷式)では購入した翌日にはしなびていたニラ・春菊・みつばが、1週間経ってもぴんとしている。例えるなら氷を入れた箱に食品を入れているような状態の直冷式は、エアコンの冷風で室内を冷やし続けるような間冷式に比べて庫内が乾燥しないため、食材の水分が失われず、鮮度が長く保たれるのだという。

冷凍庫についても同じ。肉・魚などは冷凍して1ヶ月も経つと冷凍焼けするものと思っていたが、1年前に冷凍した肉を自然解凍して食べても(そんなに古いものを食べるなというご意見は尤もですが、本当に、見た目的に先ほど買ってきたばかりのものと変わらないのです…)、とても1年間も冷凍していたものとは思えない。見た目同様、さっき買ってきたもの、という感じだ。
この冷蔵庫ではマイナス32度の急速冷凍とマイナス28℃での冷凍保存が可能で、短時間でカチカチに冷凍できる。
さらに、霜取が手動なのも鮮度保持に貢献しているらしい。自動霜取機能というのは、一定時間ごとに冷凍庫の温度を0度以上に上昇させ、ついている霜を溶かすという仕組み。つまり、冷凍庫の食材も同時に”冷凍⇒解凍⇒冷凍⇒解凍…”を繰り返していることになり、それが冷凍焼けの原因だという。
ちなみに、間冷式冷蔵庫では見るたびに小さくなっていた製氷皿の氷も大きいまま。間冷式では霜取時の”冷凍⇒解凍⇒冷凍⇒解凍…”の過程で解凍時に水分がファンの風によって蒸発させられて小さくなるそうで、そもそも自動霜取を行わない直冷式では解凍自体をしないので水分が蒸発することがなく、大きさが変わらないのだという。

2)耐久性に優れている!
これは冷却方法とは無関係なのだが、外国家電(特にヨーロッパ・アメリカ)は耐久性に優れているものが多いと聞いた。日本製はだいたい10年で買い替えというのに比べ、GE社・Miele社などの製品は20~30年は当たり前のように使われているとのことだった。これだけでも、値段が2~3倍することに納得できる十分な理由になる。
本当に20~30年使えるかについては、まだ使用開始から1年半なのでなんとも言えないが、今のところ故障や不具合もなく順調に稼動している。
※ちなみにMiele社製品は全ての製品について耐久性が高く評価されているようで、後に我が家はこの耐久性の評判の高さを理由に、掃除機もMiele製品を購入した。

こんなにお気に入りの我が家の冷蔵庫だが、困っていることがひとつだけある。
大雑把に言うと、通常は冷蔵庫に入れれば問題が解決するであろう「高温多湿の場所を避けて保存してください」と言われている食品のやり場がないのである。
スナック菓子は開封したら冷蔵庫へ入れるのが習慣だったが(湿気を一番防げるから)、今の冷蔵庫に入れると余計に湿る。
サクサクのシューが命のビアード・パパのシュークリームも、我が家の冷蔵庫ではシューまでしっとりしてしまう。

そんな我が家では、「間冷式の小型冷蔵庫、追加で買う?」という話題がしばしば出るものの、生鮮食品の鮮度が抜群に良い今の冷蔵庫の満足度に比べれば、たいした不満ではないというのも事実。

もし私が冷蔵庫購入についての相談を受けたなら、迷わずMieleをお薦めすると思う。