↑伸びない肘
ギブスのありがたさ
骨折すると、ギブスをはめる、はずす、リハビリという流れにいきつくと思います。
この中で一番つらいのは、どの期間だろうと、ギブスをはめている時に考えていました。
結果、ギブスをはめて動きを制限されている今の時期が一番きつい、はずしてリハビリなんて、これと比べたら楽なものだという結論に行き着きました。
ギブスをしていると、
・ギブスが重くて夜寝られない。肩こる
・お風呂に入れない
・かゆい
・ギブスしていると肉が減ってきて、骨があたって痛い
・精神的にしんどい、泣きそう、絶望感にうちひしがれる
などなど、かわいそうなことだらけです
しかし、ギブスを外してみて、ギブスがあることでどれだけ助かっていたかを知り、ギブス外してからが本当の戦いなのだと知るのでした。
・はためから、けが人に見えない。
ギブスををしていると、何かにつけて親切にしてもらえます。ありがたいことに。
買い物時、とろとろした支払いを嫌な顔せずに待ってもらえたり、大変ですね、大丈夫ですかと声を掛けてもらえたり。外食時は、食べやすいように、ナンを一口サイズにカットしてもらえたり、電車の優先席に堂々と座れたり。
実際には、ギブスが外れただけで何も変わってないにも拘らず、この親切を手放してしまうことになります。
・ギブスに守られない
何より、ぶつかられるのが怖いです。恐怖で歩くのが極端に慎重になります。ギブスつけている時のほうが精神的に楽でした。
・以前のように動かない腕
ギブスで固めて、リハビリもこれからなので当然なのですが、肘の可動域が45度くらいしかありません。
傷もなく見た目普通な腕なのに、なにこれ、今後元のようになるのだろうかという不安で泣きそうになります。むしろ、絶望感で笑えてきます。
ということで、着けてると邪魔で仕方なく邪険に扱われ、外されると途端に恋しくされる、ギブスのはかなさに思いをはせるのです。