『マネーリテラシーが低い私が老後資金2000万円問題と向き合ってみた話』

社長のつぶやき
この記事は約7分で読めます。

どうもみなさんこんにちは。
いきなりですが、私は、マネーリテラシーが低い自覚があります。
会社を作る前にフリーランスをやってまして、その時、最低限の経理処理は覚えて、法人化してからは会社の経理処理もちょっとかじった、かな(今では財務担当スタッフと税理士さんに丸投げです、ごめんなさい)。
だから、事業関係の数字は一応わかります。
が、個人のお金の管理が、イケテナイ。
家計簿なんて本当に3日以上続きません。
いや、管理はまだいいのですが、運用、がダメ。
しかし。
昨年には「老後資金2000万円問題」なんていう話も出てきたのと、資産運用をちゃんとやっている人が周りに増えてきたこともあり、このままではいかん!と、重い腰を上げて、お金の運用方法を考えてみることにしました。
多分、私と似たような状況の人、多いんじゃないでしょうか?
やらなきゃ!とは思っているけど、何をやったらいいかわからなくて時間だけが過ぎていくそこの人ー!
というわけで、お金にあまり興味がない上に、超がつくほど面倒くさがり屋の私がやっていること(そんな私でもできたこと)を紹介してみます。
私ができるんだから大体の人はできるはずです。
1.家計簿アプリを導入する
家計簿アプリを入れて、銀行口座、Suicaやクレカ、なんとかPAY、使っている通販サービス等をかたっぱしから連携。
そして支払いは極力、ここに連携しているもので行うこと。
そうすると勝手に家計簿が入力されていきます。
言わずもがな、過去実績との比較や次の引き落とし予定、それから、iDeCoや積立NISAの運用状況なんかもわかるのでとても便利。
私が使っているのは「マネーフォワードME」ですが、他にも、freeeとかマネーツリーとかいろいろあると思います。たぶん機能は似ている気がするから好きなやつで良いかと。
ちなみに私は有料版を使っています。年間5300円。最初はもったいないと思ったのですが、あまりの便利さについ・・・(それだけの価値を感じているということです)。
2.iDeCo(毎月の掛け金は5000円〜)
最初の申し込みはちょっと手間ではありました。しかも私、個人事業主だと思って申し込んでしまい、一度、差し戻されました(会社の代表でも厚生年金を払っている場合は普通の会社員扱いなんだそう)。
掛け金がそのまま所得控除の対象なので、老後資金をためながら毎年の所得税・住民税を節税できる!ということで、やらない手はない!と頑張りました。
自分の経験からいくと、ハードルになるのは、
・最初の申し込み手続き(口座を作ったり会社に書類を書いてもらったり何かと手間ではある)
・銘柄選び
かと思います。
申し込み手続きは、もう「とにかく頑張ろう!」としか言いようがないですが、頑張る動機になりそうなものとして、ダイヤモンドオンラインさんに年収別節税効果早見表があったのでこれを貼っておきます。
https://diamond.jp/articles/-/224109?page=2
次に銘柄選び。
A4サイズの申し込み書類いっぱいに銘柄がわーーーっと書いてあって「申し込みたい銘柄をそれぞれ%で指定せよ」ということでしたが、もう全然わかりませんでした。その銘柄を検索して説明を読んでも、やっぱりいまいちわからない感じなので(どれも似たようなことが書いてある気がする)、この段階で思考停止〜そのうちやろう、になりがちだと思います。
詳しい人に助けを求めて「手数料が低めのインデックスファンドがいいよ」とアドバイスをもらい、その中からは、もう、適当に選びました。
ちなみに選んだのは「ニッセイ外国株式インデックスファンド」と「ニッセイ日経平均インデックスファンド」の2本を50%ずつ。なんとなく、外国と日本と両方やっとこー!みたいな感じで。
ちなみにこの時点では「いんでっくすふぁんど??」というレベルだった私です。詳しい説明は検索いただくとして、私の理解では、インデックスファンドは、ローリスクローリターンで手数料も抑えめのファンド、という感じ。たぶん、どれを選んでも大きな違いはないような気がしてて、だから、初心者にオススメと言われているのではないかと思う。
対する「アクティブファンド」はハイリスクハイリターンを狙って、ものすごく頭のいい、世界経済やいろんな企業に詳しい人たちが脳みそをいっぱい使って運用しているから手数料お高め。これはきっと、どのアクティブファンドにするか?を選ぶのにもセンスと知識が必要なのではないかという気がする。
3.積立NISA(毎月の掛け金は1000円〜)
iDeCoを始めてから積立NISAをやるまで半年くらいのブランクがありました。今となってはもっと早くやっておけばよかったと思っているくらいなのですが、iDeCoと違って、すぐに感じられる節税効果があるわけではないので、ついつい後回しになっていました。
積立NISAは、株式投資で得た利益にかかる約20%の税金を、20年間ゼロにできるお得な制度、ということですが、「いや、投資しないし・・・株売らないし」と思っていて。
ただ、ある時、銀行の金利を見ながらちょっと考えたんですよね。
私が「これはいい」と思っているオリックス銀行の5年定期でも利息は0.35%。普通の銀行口座だと0.01%程度。
銀行に預けるより、比較的安定している積立NISAのファンドに積み立てておいてあとで売ったほうがよっぽど増えるんじゃないか、と。
損するのが嫌いな私は「売るときに下がってたら!?」と思ってしまったのですが「上がったときに売ればいいじゃん」と言われて「oh…」となったわけで。
そして早速申し込みを始めるも、またしても銘柄選びというハードルが。
iDeCoの銘柄選びで得た基本知識を押さえつつ、「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」に2本をチョイス。
iDeCoの銘柄同様、これが正解なのかはわかりませんが、銘柄を選ぶのに躊躇してなかなか投資開始できないより、初心者なんだから失敗は当たり前で、まずやってみて軌道修正していくのがいいかなと思った次第。そもそも、余剰資金をインデックスファンドに投資しているという時点で、大失敗・損失はないんじゃないかと。
こっちは、証券口座でポチッとできました。
でもね、その後、しばらく買えなかったんですよね。
どうも、私が資金を入れていたのは銀行口座であって、証券口座に自動的に資金が移動するタイプではなかったから(そんなことも知らなかった)、残高不足で買えていなかったんですね。
そのことにやっと気がついて資金を移し「よし、今度こそ買った!」と思ったのになかなか保有銘柄に反映されてなくて騒いでみたり(申し込んだ後にすぐ買えるわけじゃないことも知らなかった)、いろいろありました。
今は全体的に調子が良いみたいで、チェックしてみたところ+7.0%の収益。下がったり上がったりあるんでしょうが、みているとおもしろく、世界経済にもより興味がわいてきますね。
ちょっとおもしろくなってきて、子供用にジュニアNISAも始めてみようかなと思っているところです。
4.番外編
・ふるさと納税
直接的なお金のトクになるわけではないけれど(お金の出入りだけで言えばむしろ2000円の出費ではある)、特定の自治体に思い入れがある人や、欲しいものがある人にはとてもいいですよね。
ハードルは、いくらまでふるさと納税できるかの計算のところかなと思います。各サイトにシミュレーターもありますが、不安な場合は少なめにしておけば問題ないかなと思います。
そこさえクリアすればあとは、欲しいお礼品を選んでカートに入れてクレジットカードで寄付金を支払う流れで、ネットショッピングと変わらない。
・キャッシュレス決済
一昨年くらいから、時短になるからと思ってApple Watchに入れたクレカやQRコード決済で支払っていましたが、時短だけじゃなくてお金が還元されるようになって、おトク感がはっきりと見えるようになったのではないでしょうか。
詳しい方は、xxPAYにxxのクレカを紐づけたらおトクが最大値に!などを調査しているみたいですが、私はそこまではやれてません。
・漫画「インベスターZ」
お金の歴史、株、不動産、保険etc..マネーリテラシーを育むのにはとても良い漫画でした。オススメ!
———-
お金の運用の上手な方は、不動産投資や株、外貨など、幅広くやられているのだと思いますが、そのレベルに行くには勉強も必要で、そこまでやれる人は多くはないんじゃないかと思っています。
上記に挙げた私がやってみたことは、忙しくても、ずぼらでも、本当に簡単にできるので(私が身をもって経験しているので!)大丈夫だと思います!
まだやっていない方、ぜひ検討してみてください。
とはいえ、一番大事なのはお金を稼ぐ力=自分自身、の健康と学習への投資も忘れないようにしないとですね!
※iDeCo、積立NISA、ジュニアNISAは元本割れのリスクがあります。それを理解した上で、ご自身の判断で行ってください。